【日記】私が知識人のサロンだと思っていたものは困難を抱えた人たちの互助会でした【アライさん界隈】

 アライさん界隈、略してア界について、私は誤解していました。

 ツイッターをやっていてたまに「○○なアライさん」と言うアカウント名を見かけることがあります。このTwitter上に生息しているアライさんを名乗る人々は、アニメ「けものフレンズ」の登場人物である、アライグマのアライさんの口調をマネた、なりきりアカウントです。

 私は今までこのTwitter上のアライさん達を、専門特化された知識を持つ人々が自分の専門分野について語るアカウントなのだと勘違いしていました。

 でも実情は違っていたみたいです。私はアライさんたちを遠くから見るだけで、彼らの生態について何もわかっていませんでした。

アライさん界隈から得られたコミュニティ的知見

 ↑の記事では、アライさんアカウントがどのようにして生まれ、どのように広まっていったかが詳しく書かれています。「今日も一日」と違ってその発生の歴史が正確に記録されているのですね。

匿名自助グループとしての「アライさん」現象 なぜアライさんは大量発生したのか? – ねとらぼ

 ↑こちらの記事ではアライさん界隈が、困難と傷を抱えた者たちによる、匿名の語り場として機能している事をまとめてあります。自分の抱えている重いテーマを匿名で語る事により、また自分と同じような傷を抱える者同士が集まる事により、心の傷をケアしていく効果があるそうです。

 この記事を読んで私が今まで持っていたアライさんアカウントのイメージが180度変わりました。今まで私は「アライさんを名乗る人たちは、特別な知識を持ったすごい人たちで、私はあんな風になれない。いいなあ」とよく知らないのに勝手に勘違いしていたのです。

 私がたまたま目にしたアライさんは、思慮深く含蓄のある言葉をつぶやいていました。私にはそのように見えました。苦悩の多い人生を歩んでいたからこその言葉だったのでしょうか。おそらく、界隈にあまり近づいていなかった私のところまでリツイートされて流れてくるのは、大量の砂の中に混ざっていた金の粒だったのでしょう。

 もともとのキャラクターであるアライさんのファンや、二次元に深い思い入れを持つ人々の中には、アライさん界隈を良く思っていない人が大勢いるようです。盗人猛々しいとか、キャラクターのイメージを悪くしているとか。

どうしても「アライさんのガワを使うことの是非」について何か言いたいフレンズのためのまとめ – Togetter

 私では自力で回復できそうもない人々が、アライさんの力を借りることで少しづつ回復できるのならそれでもいいのではと思うのですが、すべての人がこの意見に賛同してはくれなさそうですね。

 私はたつき版けものフレンズのファンでしたが、何かの力を借りて心を回復させたい人々の気持ちも少しはわかります。私は心に傷を持ち何かに苦しんでいる最中の人を見ると、かなり甘い評価をしてしまいます(ただし自分に加害しない人に限る)。

 この困難を抱える人に対する甘さがある人とない人とでは、アライさん界隈に対する感情がかなり違ってくると思います。私は上で貼った配慮の深いねとらぼの記事を読んで、すべての人がこんな視点で物事を見られるようになれば良いと思うのです。

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