【モルカー】感謝の気持ちを小瓶に詰めて、ネットの海に放流したかった

 PUIPUIモルカーの最終回を見終わったあと、私は作品に対する感謝の気持ちを込めたイラストをツイートしました。

 PUIPUIモルカーは、子供向けバラエティ番組「きんだーてれび」内の一コーナーとして放送されていた、モルモットが車になった世界を描いたストップモーションアニメ作品です。

 元々子供向けに制作された作品ですが、Twitterでの評判から大人の間にも人気に火がつきました。私もモルカーについてのツイートをまとめた記事を読んで、興味を持って見てみることにしました。

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 子供向けに丁寧に作られた作品は、大人の鑑賞に堪えうる内容になるのだと思います。むしろ疲れた大人こそ、このような作品に触れることが必要なのではないでしょうか。

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 テレビでの放送だけではなく、テレビ放送後一週間限定で、youtubeにて見逃し配信がされていました。私は見逃し配信の存在が、モルカーの人気をさらに大きくした理由だと思っています。子供向け番組で決められた時間帯に放送されているだけだと、スケジュールが合わずに見ることができない人が大量に出るからです。

 一週間の限定とはいえ動画が消されるまでは、同じ話をいつでも何度も楽しむことができました。無料で公開されている期間が長いために、「そんなに話題になっているなら自分もちょっとだけ見てみようかな」と言う人たちを、取りこぼすことなくファンにすることができたのです。

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 私はPUIPUIモルカーが全12話であることを知っていました。12話作るのに、スタッフ数人がかりで約一年半かかっていると言う事も知っていました。モルカー二期を期待する声は大きいですが、たとえ二期が決定したとしても配信されるのは数年後になるであろうことも想像できました。

 そもそも二期など制作されないかもしれません。才能のあるクリエイターを、たった一つの作品にずっと縛り付けておくのも勿体ないと思います。私は毎週モルカーの新しい話が配信されるのを心待ちにしていましたが、話数が進むにつれて終わりが近づいているという事実も、常に意識の上にありました。

 私は最終話から一つ手前の11話を見終わったあと、作品に対する感謝の気持ちを込めたイラストの制作に取り掛かりました。12話が配信された後にすぐツイートできるように、前もって準備していたのです。

 Twitterには優れた才能を持った人たちが大勢いて、PUIPUIモルカーにも、プロ並みのイラストを描いたり、羊毛フェルトでモルカーを作ったり、さまざまな素晴らしいファンアートを公開しているファンがたくさんいます。

 出来上がったイラストを見て、自分の絵は他の人の作品と比べてどうしても見劣りすると思いました。私は自己否定の気持ちが強いので、良い歳をした大人がこんな稚拙なラクガキと稚拙なメッセージを公開して、恥ずかしくないのかと言う内容の言葉が次々と頭の中に湧いてきました。

 それでも私は感謝の気持ちを小瓶に詰めて、ネットの海に放流したかったのです。大量の情報にうずもれて、私のメッセージは製作スタッフに届く事はないでしょう。思いを届けると言うよりも、「ある時期、私にはとても好きな作品があった」と言う事を、もっとしっかりと記憶に残しておきたかったのです。

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