アシダカグモはゴキブリを食べてくれる益虫 欠点は一つだけ

アシダカグモを知っていますか?

アシダカグモは、ゴキブリを食べてくれる益虫です。

インターネット上では、ゴキブリ退治のプロとして、尊敬を込めてアシダカ軍曹と呼ばれています。

アシダカグモのいいところをもっと知ってほしいので、今回はアシダカグモについてまとめます。

ゴキブリを食べる大きな蜘蛛

アシダカグモは、スラリと伸びた長い脚が特徴の大きな蜘蛛です。

全長は10センチから13センチで、国内に生息している蜘蛛の中では最大級の大きさです。

ゴキブリを捕食するため、ゴキブリ嫌いの人の間では、救世主としてあがめたてられています。

人の家に住み着いて、巣は作らずに、動き回りながら狩りをします。

夜行性で薄暗いところを好み、家の中でも、昼間は家具の隙間などに隠れています。

家に住み着いたアシダカグモは、害虫を次々と食べてくれます。

害虫がいなくなったら、勝手に出ていきます。

エサが取れる新しい家を探すのです。

家の中でゴキブリが繁殖してしまったとしても、2~3匹のアシダカグモが入ってきたら、半年後にはゴキブリがいなくなるそうです。

動き回って家の中の害虫を捕まえてくれる

アシダカグモは巣を作らないタイプの蜘蛛です。

家の中にいても、蜘蛛の巣ができて家が汚れる心配がありません。

普通は蜘蛛というと、お尻から糸を出して、エサを捕まえるための巣を作るイメージですね。

アシダカグモは巣を作らずに、普段は物陰に隠れていて、おなかがすいたら自分から動いてエサを捕まえます。

物凄く素早く動けるので、ゴキブリでも捕まえられるのです。

アシダカグモが捕まえるのはゴキブリだけではありません。

大きく成長したアシダカグモは、小さめのネズミも捕まえることができます。

ハエ・蛾・ユスリカ・ガガンボなど、人間の家に入ってくる虫を軒並み退治してくれます。

残念ながらムカデは戦っても勝てないそうです。

死んだムカデもおいしくないのか食べてくれません。

でも、ムカデの餌になるゴキブリを食べることで、ムカデが繁殖するチャンスを奪うことができます。

アシダカグモは清潔

アシダカグモはつかまえた獲物に牙を突き立てて、体の中に消化液を流し込み、獲物の中身が溶けたらそれを吸い取って食べます。

この消化液には強力な殺菌作用があり、捕食時に害虫が持つ菌を殺菌してくれます。

アシダカグモは、この殺菌作用のある消化液を、暇さえあれば体中に塗って身だしなみを整えています。

きれい好きな蜘蛛さんですね。

アシダカグモの体は、いつも清潔な状態に保たれているのです。

アシダカグモは人間が怖い

アシダカグモは、獲物を殺して食べているときでも、近くに他の獲物がいたら、そっちも殺すという習性があります。

この習性のおかげで、短期間で多数の害虫を駆除することができるのです。

一晩で20匹以上のゴキブリにかみついたという観察記録もあります。

こんな名ハンターのアシダカグモですが、人間の前では臆病な性格で、人の気配を感じると物陰に隠れようとします。

大きな蜘蛛というと毒がありそうなイメージですが、アシダカグモは無毒です。

こちらから何もしなければ、噛みつかれることもありません。

ただし、人間がつかまえていじめたりすると、自分の身を守ろうとして牙でかまれる可能性があります。

見つけてもつかまえないであげてくださいね。

アシダカグモは殺虫剤の耐性が低い

ゴキブリ嫌いの人にとっては、アシダカグモが自分の家にいたら、自分の家にゴキブリが繁殖しているからかと、心配になると思います。

アシダカグモがいたら必ずゴキブリがいるのかというと、必ずしもそういうわけではありません。

アシダカグモはゴキブリ以外の虫も食べますし、たまたま迷い込んできた可能性もあります。

エサがなければそのうち出ていきます。

ゴキブリとアシダカグモを両方とも見かけたら、しばらく様子を見てアシダカグモに駆除を任せた方がいいかもしれません。

アシダカグモはゴキブリよりも殺虫剤に対する耐性が低いのです。

ゴキブリを駆除しようと、殺虫剤を使うと、アシダカグモが死んでしまって、ゴキブリだけが生き残る可能性があります。

アシダカグモは19世紀に日本にやってきた

アシダカグモはもともとインドから世界中に広まったを考えられています。

熱帯、亜熱帯、温帯の地域に広く分布しています。

寒い地域では生きていけないので、日本では関東よりも南に住んでいます。

アシダカグモが日本に入ってきたのは19世紀。

国内ではじめてのアシダカグモの記録は、1878年の長崎県です。

日本で繁殖したのは、輸入品の果物に紛れ込んでいたという説と、江戸時代に繁殖したゴキブリを駆除するために、わざわざ輸入したという説があります。

アシダカグモの唯一の欠点

ここまで読むと、アシダカグモが家にいることは、いいことづくめなような気がしてきましたね。

こんな最強の益虫であるアシダカグモにも、欠点があります。

それは見た目が気持ち悪いこと。

唯一にして最大の欠点です。

アシダカグモゴキブリや、ハエなどの「衛生害虫」を食べて、家の中を清潔に保ってくれる益虫です。

しかし、見た目が不快であるという理由で殺される「不快害虫」でもあるのです。

これだけお世話になっておきながら、不快だから殺すなんて、人間はひどい生き物ですね。

うっかり鉢合わせするとびっくりしますが、相手もそれ以上に怖がっています。

何もせずにそっとしておいてあげてください。

アシダカグモも猫には勝てない

ж💦
🐈🐈🐈🐈

やめたげてよぉ!😭

まとめ

アシダカグモは、ゴキブリその他の害虫を食べてくれる益虫です。

そんなアシダカグモですが、まだ益虫であることが充分に知れ渡っておらず、見つけたら殺そうとする人もいるみたいです。

もっとアシダカグモのいいところが有名になればいいのにと思いました。

すべての人が、アシダカグモを見つけても、そっとしておいてあげるようになればと思います。

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