成人年齢が18歳になって、変わること変わらないことと問題点

成人年齢を18歳に引き下げる民法改正案が可決されました。

このまま順調にいくと、2022年の4月1日からは18歳が成人ということになります。

実は2007年から成人年齢18歳は検討されていた

成人の年齢を20歳にしようと決められたのは、1896年の事で、今から120年も昔の事です。

そんなに長く続いてきた民法を、どうして変えることになったのでしょうか。

実は2007年に成立した「国民投票法」がきっかけです。

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それまで国民投票権を有していたのは20歳からだったのが、18歳から投票できることにしようと決まりました。

それとともに、選挙権が発生する年齢と、成人になる年齢を同じにしてはどうかという検討がされました。

その後、2015年から実際に18歳から選挙に行けるようになります。

この時点で、次は成人の年齢を18歳にするんだけど、いつにしようかという状態になっていたそうです。

突然話題になったような18歳成人ですが、もうずっと前から決まっていたのですね。

18歳からに変わる事

民法が改正されても18歳からに変わる事と、変わらないことがあります。

親の同意なしで契約ができる

18歳から親の同意なしでクレジットカードや、ローンの契約ができるようになります。

高校を卒業したばかりの人が、悪質な業者に騙される可能性があるとして懸念されています。

若者の消費者トラブルが増加することを予想して、不当契約については成人でも取り消せるように消費者契約法が改正される予定です。

これは成人なんてとっくに過ぎた大人でも嬉しいんじゃないでしょうか。

何歳になっても騙されるときは騙されますからね。

親の同意なしで裁判を起こせる

民事訴訟を起こせる年齢も18歳からになります。

今までは20歳になるまでは親の同意がないと、訴訟を起こすことはできませんでした。

これからは、18歳~19歳の人が、裁判沙汰になるようなトラブルに巻き込まれたときに、親の意向で泣き寝入りすることはなくなります。

結婚年齢も男女同一の18歳

成人年齢が18歳になるのと合わせて、女性が結婚できる年齢が16歳から18歳に引き上げられます。

元々、男性は18歳から女性は16歳からと、結婚できる年齢に男女差があったんです。

これは昔は女性が若い年齢で結婚するのが普通だった名残で、女性の方が成熟するのが早いからという理由をつけて決められたものでした。

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私は昔から、成人年齢と結婚可能年齢が違うのはおかしなことだと思っていたんです。

今までは、親の同意がないと20歳からしか結婚出来ないのに、親の同意があれば男性18歳、女性16歳から結婚できました。

つまり男女ともに、親に言いくるめられて、10代で結婚させられる人もいたのではないかという心配です。

女性の場合だと、16歳の少女が高校をやめさせられて、家の都合で親が連れてきた男性と結婚させられることもあったのではと。

未成年のあいだは親元から逃げることもままなりません。

親の同意がなくても行動を決められる年齢と、結婚可能年齢が同じであれば、自分の意志で結婚相手を決めることができます。

だから私は結婚年齢が男女とも成人年齢と同じになるのは大賛成なんです。

20歳のままで変わらないこと

こちらは20歳のまま変わらないことです。

国民年金の納付20歳から

成人年齢を18歳にしたのは、国民年金を徴収するためではないかという噂も出ていました。

ですが、現時点では国民年金の納付義務は20歳のままで変わらないということになっています。

飲酒・喫煙・ギャンブルは20歳から

飲酒・喫煙・ギャンブルは20歳から解禁されます。

飲酒喫煙は健康上の理由からということですが、18歳から堂々とお酒が飲めると思っていた人にはがっかりですね。

18歳で成人を迎える問題点

18歳成人については、まだまだ決まっていないこともたくさんあります。

これはこうした方がいいんではと思ってることを、勝手に書いていきますね。

高校3年生の時点で成人と未成年が混ざる

18歳の誕生日から成人とすると、高校3年生の時点で成人と未成年が混ざることになります。

同じ学年にもかかわらず、成人と未成年が混ざっていることで、何かしらのトラブルにつながるのではないかということです。

私は成人になるのは、誕生日からではなく、高校を卒業した年の4月1日からにしたらどうかと思うんです。

留年したらどうなるのかということですが、もともと卒業見込みだった年の4月からにしてはどうかと。

高校卒業までが未成年で、卒業したらいっせいに成人になる方が、不平等感がなくていいのではないでしょうか。

2022年に18歳・19歳・20歳になる人の成人式はどうなるのか

Twitterとか見てたらこれが一番問題視されてるような気がします。

2022年に18歳から成人とするなら、その年は18歳・19歳・20歳の成人式を一緒にするのかという心配です。

和服レンタルでトラブルが起こって、成人式に出席できなかった新成人がたくさんいた事件、記憶に新しいです。

普段の3倍の人数が押し寄せたら、あちこちで同じようなトラブルが起こるかもしれません。

会場付近の混雑も心配です。というか3年分の新成人を収容する会場を探すのが大変じゃないですか。

18歳というと進学や就職で頭がいっぱいで、そんな年に成人式をぶつけないでほしいという人もたくさんいるでしょう。

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私は成人式は、生まれてから20年無事に生きられたというお祝いにして、20歳のままにしたらどうかと思います。

成人式は、晴れ着をきて集まって会場で偉い人の話を聞くだけの行事ではないからです。

成人式が20歳なら、高校卒業後に地元を離れて2年たち、久しぶりに地元の友人たちと顔を合わせて、どうしていたか話し合う事ができます。

お酒を飲んでお祝いする事もできます。

高校卒業の年と、お酒を飲める年が変わらないのであれば、別に変える必要はないと思います。

というか、2022年に3年分の新成人を一気に集めるのは、上に書いたようにトラブルの元だからやめた方がいいですね。

まとめ

2022年4月から変わることはほぼ書き手いですが、まだはっきり決まってないことも多いです。

今のうちに言いたいことは言っておきましょう。

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